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年報の数字を過大に読まないための見方
工商年報は公開されており、最も入手しやすい資料の一つです。ただし最大の落とし穴は、自己申告の数字を「確認済みの数字」として扱ってしまうことです。
まず押さえる一つのこと
年報の経営数値は企業自身が申告・公示するもので、その後に項目ごとに検証されることはありません。したがって正しい使い方は、手がかりとして扱うことです。問題を見つけ、質問を立てるために使い、結論を出すためには使いません。
数年分を並べて読む価値のある欄
| 欄 | 数年分を並べて読むべき理由 |
|---|---|
| 従業員数/社会保険加入者数 | 急に倍増したり激減したりする場合は、通常、実際の事業変化に対応しています |
| 営業収入 | 単年の数字には意味がなく、推移にこそ意味があります |
| 総資産 | 「自社のラインと在庫がある」といった主張と対照させます |
| 連絡先と住所 | 変わっていれば理由を尋ね、変わっていなくてもフロア全体を共用していないか確認します |
最も誤読されやすい一欄
「社会保険の加入者が一桁」は結論ではありません。生産が外部委託されている可能性もあれば、労働者派遣の可能性もあり、単に本当にその規模の会社である可能性もあります。「ラインはどこにあり、誰が運営しているのか」と尋ねる価値はありますが、それ自体では何も確定しません。